Mikeの投資ブログ

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【悲報】下げ相場で投げ売りすると、市場をアンダーパフォームする話

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チャールズ・エリス氏『敗者のゲーム』をご紹介します。

「敗者のゲーム」とは

伝統的に資産運用の世界では、市場に勝てるという考え方が支配的でしたが、今日ではこの前提は機関投資家にとってさえも当てはまらなくなったといいます。実際、年間成績で約6割のファンドマネジャーが市場平均を下回り、10年では7割、20年間だと割が市場に負けます。その理由は、機関投資家が取引の95%を占めるためといいます。運用機関の数が多く、能力や顧客への質の高いサービスゆえ、他の機関投資家を負かすことができないのです。そして、アクティブ運用の手数料などのコストを差し引くと、運用機関の成績は市場平均を下回るといいます。

また、個人投資家の場合、成績はさらに悪くなります。それは、アマチュアゆえの失敗があるからです。このことを、資産運用が「勝者のゲーム」から「敗者のゲーム」に変わったといっています。

著者はこれをテニスに例えています。統計分析の結果、「プロは得点を勝ち取るのに対し、アマはミスによって得点を失う」ようです。プロは強烈なショットで得点を取り、勝利を得る。一方アマチュアは、ボールをネットに引っ掛けてしまったり、ダブルフォルトなどで自ら得点を失います。そのため、アマチュアは素晴らしいショットを決めようとするのではなく、ミスの少ない確実なテニスを目指すべきといいます。

プロのテニスは勝つために行ったプレーで結果が決まる「勝者のゲーム」、アマチュアは敗者がミスを重ねることによって決まる「敗者のゲーム」です。この「勝者のゲーム」が、絶対的な勝利を目指すプレーヤを集めすぎ、自己崩壊して「敗者のゲーム」となるのです。資産運用で市場をアウトパフォームしようと懸命に努力する機関投資家が多数現れ、市場を支配するようになってきました。アクティブな運用期間が、これまでと違い、初めて市場に参加するような金融機関や個人投資家と競争しているのではなく、他の優秀な専門家と敗者のゲームを戦っています。そこで勝ち残る秘訣は、他の運用機関よりも失点を抑えることだといいます。

ミスを防ぐ着実な投資法

本書では、ミスを防いで安定的に資産運用をする方法として、長期のインデックス投資を薦めています。内容は基本的なことですが、いかに実現するかが難しいことを考えると、それを改めて読み、着実に実行していくことがカギだと思います。例えば、今のような下げ相場でもろうばい売りをせず、市場にずっと居座ることの重要性は以下のように示されており、納得感があります。

例えば、市場タイミングをはかる取引で競争相手に勝つのは難しい、というパートで、株価の上昇時に売却して投資をやめた場合の影響を検証しています。例えば、SP500への投資で1980年~2008年の間でベストの何日かを逃した場合のリターンへの影響です。年平均収益率は

・ずっと保有し続けた場合:11.1%

・ベスト10日を逃した場合:8.6%

・ベスト20日を逃した場合:6.9%

・ベスト30日を逃した場合:5.5%

となります。つまり、その期間において最も上昇したベスト10日を逃すだけで、リターンの平均は11.1%から8.6%へと、22%も低下してしまうのです。ベスト30日を逃すと、5.5%に半減してしまいます。

このことから、長期的に見て投資家が失敗する原因の一つに、下げ相場でパニック売りしてしまい、その後の最大の上げ相場に参加する機会を自ら放棄することだと説いています。

Mikeも実は、コロナ後の暴落で一部の積立を止めたことがあり、その後の上昇を一部取り逃した苦い思い出があります。それにより、市場平均に負けてしまいました。ですので、こういったミスを一つ一つつぶしていくことで、長期積立口座では市場平均を確実に取っていく、ということをやっていこうと思っています。そのほかにも、市場アンダーパフォームにつながる、避けるべきミスがデータとともに示されていますので、着実な資産運用を行いたい方にとっては、大変参考になると思います!

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