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【衝撃】サラリーマンの資産形成の最大の敵は?【FIRE加速させる節税法】

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サラリーマンなら年末調整シーズンですし、米国投資家はロスセリングの時期ですね。そこで節税つながりで、『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015』をご紹介します。

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Amazonより

本書は、制度の歪みから構造的に発生する「幸運」をいかにして手に入れて利益を得るかをまとめています。橘玲氏の30万部を超えたベストセラーです。著者は、サラリーマンの資産形成の障害が税金にあるといいます。大きく以下の構成となっています。順を追って内容みていきましょう

PART1 人生を最適設計する資産運用

PART2 人生を最適設計するマイクロ法人の知識

PART3 人生を最適設計する働き方

PART1

資産運用の基礎(支出を抑える、複利のメリットを得る、手数料コストを終えさえるetc)を一通りおさらいできます。最速の資産形成方法は、「税金を払わないこと」として、自営業者がサラリーマンに対していかに有利かを述べます。それが、資産一億円を達成するための年数に大きく効いてくるからです。

また、不動産や生命保険に関する、あまり知られていない事実を整理していき、いかに合理的に数字で判断するかの大切さを説きます。

PART2

自営業の税負担に関する優位性を享受すべく、マイクロ法人を設立する節税方法を説きます。著者は、とにかく自分のために節税!という主張ではなく、日本による税制が構造的にサラリーマンに対して厳しいからだとしています。そして、サラリーマンの資産形成の問題は、大きすぎる税負担にあるとします(ざっとみても、税負担3割なので、生涯年収3-4億円の3割が税・社会保障費として、国家に収める負担額が1億円)。

そこで、その対策として、マイクロ法人が出てくるのです。これは、個人と法人の両方のメリットを最大化するためのものです。例えば、「法人で経費を計上」しながら、「自分に対する報酬にも給与所得控除」が認められるようにすることです(税制改正で、この穴がふさがれそうになったが、自民党の支持基盤である中小企業の既得権直撃により、改革案は骨抜きにされてきたそうです=税制の歪みからくる「黄金の羽根」)。

具体的には、マイクロ法人から自分に払う給与を最適化する「最適年収」があります。最適の条件は、①課税所得をゼロにする、②社会保険料を最小化する、です。

①は、例えば年収500万円の場合、給与所得控除が154万円、それを除いた実質給与は346万円で控除額の合計(365万円)をしたまわる、所得税ゼロとできるのです(住民税は5000円発生。)

②の社会保険料は、国民年金国民健康保険がある中で、前者は毎月1万千円程度の定額なので、最適化できません。一方、後者は工夫の余地があります。それは課税所得がゼロであれば、保険料がゼロになるということです。そのため、マイクロ法人を赤字決算都市、事業主が株主の立場で法人に個人資産を貸し付ける方法です。貸付額が累計で、例えば3000万円で、毎年法人から個人に500万円のしきんを移転したとすると、これを報酬として支払うのではなく、貸付金の返済として受け取ればいいということです。これによって、少なくとも6年間は所得はゼロにできます。これが税務上問題ないと著者は説明しています。

PART3

人々の最大の資産が人的資本であることから、それを生かしていきましょうという話です。テクノロジーが発展した知識社会では、スペシャリスト(医師、弁護士etc)、クリエイター、マックジョブ(代替可能な時給計算の仕事)があるといいます。そして、前者二つが、クリエイティブクラスとカテゴライズしています。この二つのカテゴリーで格差が広がっていくため、対策が必要と述べています。つまり、知識社会では会社から見捨てられ、マックジョブで一生を終えるのがいやならば、クリエイティブクラスでのキャリアを積めるようにするしかないということです。そして、人的資本から収入を得るために、①人的資本への投資で運用利回りを上げる、②人的資本の運用期間をできるだけ長くする重要性を説明します。

本書の節税対策など、具体的に現在の法律に照らして適切なのかMikeは調べておりません(推奨もしておりません)が、一般的な資産形成の指南書よりも、エッジが効いている点、読む価値があると思います。制度の構造的な歪みから、できる限り利益を得よう(サラリーマンなら不利益すぎる状況を少しでも改善しよう)といった視点は、税負担に限らず世の中にあると思います。そういったものに対するアンテナを高めるためにも、本書はお勧めだと思います。

今回は以上です!

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