Mikeの投資ブログ

子育てパパが1億円を貯め、経済的自由を達成するまでをつづります

【金持ちの7法則】世間体より大切なこと『となりの億万長者』【書評】

今回は、FIREを目指す方には必読の人気書籍『となりの億万長者』をご紹介します。

どういう人が金持ちになるのか。それを調べるために、著者(トマス・J・スタンリー、ウィリアム・D・ダンゴ )はアメリカの資産家を綿密に研究しました。アプローチとしては、500人以上の資産家にインタビューし、1.1万人以上の資産家や高額所得者にアンケート調査を実施しました。結論として、資産家に7つの法則があるといいます。

1.彼らは、収入よりはるかに低い支出で生活する。

2.彼らは、資産形成のために、時間、エネルギー、お金を効率よく配分している

3.彼らは、お金の心配をしないで済むことの方が、世間体を取り繕うよりもずっと大切だと考える

4.彼らは、社会人となった後、親からの経済的な援助を受けていない

5.彼らの子供たちは、経済的に自立している

6.彼らは、ビジネス・チャンスをつかむのが上手だ

7.彼らは、ぴったりの職業を選んでいる

そして研究結果を踏まえた著者のメッセージは、「資産を築くには自分をコントロールする精神力、犠牲をいとわぬ態度、そして勤勉さが必要であること。成功への鍵は、この三点に集約されるだろう」。

この、自分をコントロールする精神力というのが非常に重要です。本書第二章は、「倹約、倹約、倹約」というタイトルであり、それを物語っています。

例えばこんなエピソードがあります。著者はインタビュー相手の富豪が快適に過ごせるようにと、マンハッタンのペントハウスを借り切り、超高級ケータリングサービスで準備しました。四種類のパテと三種類のキャビア、、、それに合う1970年のボルドーと、1973年のカベルネ・ソーヴィニョンを一ケースずつ準備して、出迎える準備を万全にしていました、、、、

しかし、最初に到着したのが、著者が「ミスター・バド」とあだ名をつけた男性でした。会社を二つ経営する資産家です。彼に高級ワインを進めると、次のように回答しました。「私はスコッチかビールしか飲まんよ。ビールは二種類。バドワイザーかタダで飲めるヤツだけだ」。これは一例ですが、そのほかにも富豪の消費行動を調査する中で著者は、億万長者の最大の特徴を「倹約、倹約、倹約」だと述べました。これが資産形成の第一歩なのです。マスコミは金遣いが派手な人を報道する傾向にあります。でも、実際にはそうではないのです

*ちなみに、バドワイザーは高級なビールではありません。個人的には薄くてまずいと感じます。Mikeも米国留学中にたくさん飲みましたが、酒屋にある他国のビールの方がもっとうまい。おいしいワインもたくさんある。それでも富豪が安いバドワイザーを飲むというのが、倹約を物語っています

また、個人的に重要だと思った点として、「3.彼らは、お金の心配をしないで済むことの方が、世間体を取り繕うよりもずっと大切だと考える」があります。本書四章で、「車であなたの価値が決まるわけではない」と説明している箇所です。世間体とかいろいろありますが、最後行きつくところは、お金の心配をしないで済むことの方が、世間体を取り繕うよりずっと大切だと富豪は考えています。とても合理的だと思います。

Mikeは世間体を気にしないタイプですので、この考え方にこの上なく同意します。例えば、自分の洋服や持ち物も、最低限の支出に抑え、いわゆるブランド物などは持っていません。というか、ユニクロの900円くらいのTシャツを毎日着ています。ここ何年かは新調していません。

ただ、人や年齢によっても考え方が変わる点だと思うので、家族が悲しい思いをしないように、とだけ注意しています(子どもの保育園の服に汗じみがついていたのを、妻のお父さんに「みすぼらしくてかわいそうだ」と指摘されたこともありましたので、、)。

FIREを目指すうえでは、倹約しながら、些細な「世間体を取り繕う気持ち」にも注意することが、支出最適化につながると考えます。それにより、投資資金がより多くねん出できるからです。

『となりの億万長者』は、その続編(『その後のとなりの億万長者』)がありますので、興味ある方は、こちらの記事もご参照ください。

mike2020.hatenablog.com

今回は以上です!

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