教養としての投資とは?
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ミアン・サミ氏『教養としての投資入門』をご紹介します。
本書では、著者が考えた投資原則として、「βαλの法則」を紹介しています。著者は、英系ヘッジファンド経験し、10億円以上の資産を構築した方です。本書の内容は、端的には、β:積み立ての「自動投資」、α:株式や債券などを「楽しむ投資」、λ:「教養投資」といい、生涯収入を上げるための取り組みが書かれています。
β「自動投資」は、長期資産形成のための積立投資で、プラスサムゲームへの参加としています。ネット証券で口座を開いて自動積立設定をすることで、将来的な資産につながるシステムができるというお話です。
α「楽しむ投資」は、長期ながら能動的にゼロサムゲームに勝とうとする投資といいます。リスクをコントロールしながら、大きいリターンを狙いましょうと述べています。位置づけとして、「自動投資」がメインディッシュで、「楽しむ投資」はサイドディッシュといいます。投資対象は各種アセットであり、説明内容は一般的なお話です。一点著者ならではなのは、自身の投資行動にフィードバックを与えて改善していく方法を具体的に述べている点です。「選択日記」です。脳みそのクセとして、欲や恐怖感で行動しがちなので、投資行動を記録に残し、振り返りを行うということです。具体的な項目は、いくらで、なにを、なぜ買うのかといったものです。また、5ドル損が出たら損切りし、20ドル利益が出たら確定など、結果も決めておくというものです。
λ「教養投資」は、自分に投資して生涯の収入をあげましょう、という内容です。メガトレンドの把握、そこから求められるスキルの習得、自身の性格の棚卸、、、、などなど自己啓発的な内容が記載されています。
定番の投資本に飽きた方や、自身も投資行動の振り返りをしてみたい、という方にとっては、α「楽しむ投資」の選択日記のやり方などは参考になるかもしれません
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