書評
今回は、意思をもって成し遂げる方法を記した『やってのける』(ハイディ・グラント・ハルバーソン著)をご紹介します。投資にも生かせる点があると思います。 何かを成し遂げるための意志の力は、生まれつきの資質と考えられている面があると思います。しか…
マーク・ミネルヴィニ『ミネルヴィニの成長株投資法』をご紹介します。 本書は、USインベスティングチャンピオンシップ*で優勝した伝説のトレーダー、マーク・ミネルヴィニによる成長株での投資法を記しています。 *米国では一定期間に指定口座でどれくらい…
今回は、ジェレミー・シーゲル『株式投資の未来』をご紹介します。 シーゲルは、ペンシルベニア大ウォートンスクールの教授です。本書では、高配当銘柄の再投資戦略がなぜ有効かを、わかりやすく説明しています。また、分散型のインデックス投資を上回る可能…
今回は、トーマス・スタンリー、サラ・スタンリー『その後のとなりの億万長者』を紹介します。 『となりの億万長者』(1997年)は、米国の億万長者*がどのように経済的成功に至ったかを検証しました。その続編である本書は、最新のデータで再検証し、結論が…
今回は、佐藤航陽氏の『お金2.0』をご紹介します。 // リンク 結論からいうと、買うほど内容のある本ではありません。お金について学びたければ、代わりに岩井克人氏『貨幣論』をお勧めします。 // リンク 佐藤航陽氏は、フィンテック企業メタップスの創業者…
今回は、GMOインターネット株式会社会長兼社長・熊谷正寿氏による『一冊の手帳で夢は必ずかなう』をご紹介します。 手帳は人生を変えるツールと著者は述べます。その考え方に至った背景には、著者のGMO起業経験があります。 著者は、高校中退後、17歳から父…
今回は、レイ・ダリオ氏の『プリンシプルズ』(Principles)をご紹介します。 // リンク レイ・ダリオ氏は、アメリカのヘッジファンド(資産投資会社)を立ち上げた著名投資家。リーマンショックを予測し、回避したことで有名です。その際も、過去の歴史から…
今回は、SBIボンド・インベストメント・マネジメントの社長・堀井正孝氏の『金利を見れば投資はうまくいく』をご紹介します。 著者は、国内有数の先進国債券ファンド「グローバル・ソブリン・オープン」の元運用責任者です。 金利は、まだ表面化していない景…
今回は、『欲望と幻想の市場―伝説の投機王リバモア』をご紹介します。 本書は、伝説の投機家といわれるジェシー・リバモア(1877-1940年)の半生を描いた小説です(一人称の語りで、リバモア本人による作品に見えますが、ウォール街ジャーナリストの長老とい…
今回は、太田創『米国つみたて投資』をご紹介します。 本書は、米国株の投資信託への投資を通じた資産形成を勧める入門書です。初心者向けに書かれていますので、既に何年も投資されている方には、真新しい情報はありません。 一方、これから投資を始めよう…
今回は、山崎元・大橋弘祐『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』をご紹介します。 本書では、楽天証券経済研究所客員研究員・山崎元氏に、作家・大橋弘祐氏が質問する形式で、お金の増やし方を初心者向けにわかりやすく説明しま…
今回は、ジム・クレイマーの『ジム・クレイマーの”ローリスク”株式必勝講座』をご紹介します。 // リンク ジム・クレイマーは、長年ファンドマネージャーとして成功してきた経験から、具体例に基づく実践的な投資手法を本書で紹介します。 前著(『全米No.1…
今回は、ハワード・マークス『市場サイクルを極める』を紹介します。 著者はシティバンクの役員や、ファンド創業経験がある著名な投資家です。名著『投資で一番大切な20の教え』の作者でもあります。 投資では、市場のサイクルに応じてポートフォリオを組み…
今回は、『株で富を築くバフェットの法則』を紹介します。 著者は、バフェット研究を20年以上続けた投資家です。実際に自分の運用するファンドで、「バフェットの法則」に基づいて投資し、好成績を収めました。その著者が、バフェットの成功の要因を探り、12…
今回は、ロングセラー『ウォール街のランダム・ウォーカー』をご紹介します。 著者は、ウォール街の投資銀行でのアナリストや、投資信託会社の社外取締役を経験したうえで、大学教授の立場から、個人投資家向けの投資方針案を説明します。 タイトルの「ラン…
『バフェットの教訓』は、投資の神様ウォーレン・バフェットの警句を125個紹介しています。 著者は、バフェットの息子ピーターの元夫人メアリー・バフェットと、バフェット家の親しい友人のデビッド・クラークです。二人はバフェットの弟子であり、彼の投資…
今更ながら、『フリー <無料>からお金を生み出す新戦略』を読みましたので、内容ご紹介します。 著者は、「ロングテール*」の名付け親、クリス・アンダーソンです。 *インターネットにおける販売手法。主な売上げを占めるヒット商品以外に、販売機会の少な…
今回は 『会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方』です。 著者は野村證券で20年以上資産運用のコンサルや営業をしていた方です。四季報を愛する著者が、四季報を活用したテンバガー(10倍株)の見つけ方を紹介しています。 内容的に真新しさはあ…
今回は、ジム・コリンズ『ビジョナリーカンパニー 時代を超える生存の原則』を紹介します。 本書でビジョナリー・カンパニーとは、「ビジョンを持っている企業、未来志向の企業、先見的な企業であり、業界で卓越した企業、同業他社の間で広く尊敬を集め、大…
今回は、楽天証券経済研究所 客員研究員の山崎元さんの『資産運用実践講座I』です。 山崎さんの特徴は、金融機関勤務のバックグラウンドを生かし、あえて中立的な主張をしているところです。というのも、商品を売りたい金融機関の視点で提供される様々な指標…
今回は、『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』(2020/7) をご紹介します。 著者は、ブログ「三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイア目指してみた」の穂高唯希氏です。 FIREとは、Financially Independence and Retire Earlyの略で、経済的に自…
今回は、ハワード・マークスの『投資で一番大切な20の教え』(2012/10)です。 ハワード・マークスはシティバンクでの経験後、オークツリー・キャピタル・マネジメントという資産運用会社を設立した人物です。 本書では、アウトパフォームするためには何が必…
自身の投資に参考になった書籍をご紹介します。定番ではありますが、まずは、ベンジャミン・グレアム『賢明なる投資家』(1949)です。 本書は、ウォーレン・バフェットの師匠であるベンジャミン・グレアム(1894-1976)の投資哲学をまとめたものです。 グレ…