【二重課税への対応】高配当ポートフォリオ目指してみて分かった3つのこと
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Mikeは、生活に潤いを与えながら資産形成するために、高配当ポートフォリオを目指して一年間投資してきました(詳細は下記ご参照)。今回は、その中で分かった教訓を紹介します。
教訓
1)ポートフォリオに占めるインデックス銘柄の比率が高いと、配当利回り向上は難しい
2)含み益を高めながら、高配当銘柄の構成比を高めるのは簡単ではない
3)米国株は二重課税
以降でそれぞれ見ていきます。
1)ポートフォリオに占めるインデックス銘柄の比率が高いと、配当利回り向上は難しい
Mikeのポートフォリオは、ざっくり以下のようになっています。
・個別株60%
・インデックスETF・投信40%
インデックスのETF(VOO、VTIなど)は、配当利回りが1%程度、また投信は配当再投資の設定で、生活の潤い支出に回せるような配当はゼロです。そのため、現在の評価額1400万円に対して、4割は1%程度の配当利回りしか付きません。その場合、6割の個別株が配当利回り4.5%以上ないと、全体として利回り3%になりません 。ただし、これは税引き前ですので、後段述べる課税を考えると、さらに利回りの高い銘柄にする必要があります。具体的には、①高配当ETFを買うか、②高配当の個別株比率を高めるといったアクションが必要になりそうです。
2)含み益を高めながら高配当銘柄の構成比を高めるのは、簡単ではない
②にもつながりますが、個別株でも、高配当銘柄のみに集中投資をするのはなかなか勇気がいります。というのも、高配当銘柄はS&P500を必ずしもアウトパフォームしていないものも多数あります。そのため、積極的に買い増すのは、含み損のリスクを伴います。例えば、Mikeのポートフォリオでは、成功した例はAbbvie(アッヴィ)がありますが、一方で、含み損につながっているVerizon(ベライゾン)があります。
・Abbvie 評価額1,217,933円(+18%)、配当利回り3.9%*
・Verizon 評価額 650,815円(-6%)、配当利回り4.85%
*カッコ内の損益はドルベース。利回りはNasdaq HPより
過去5年の株価を見ると、Abbvie(紫)は、水色のS&P500をアウトパフォームしていますが、Verizon(ピンク)は両社に遠く及びません。
単純に配当金額を追えば、Verizon暴落時に買い増しすればいいのですが、例えばVerizon暴落が一次的なのか、中期的に下落トレンドなのかはわかりません。もし下落トレンドが続く中で5年間買い増し続けるとすると、ポートフォリオの含み損拡大の大きな原因となります。30年の長期で見れば、10年程度の含み損でもいいかもしれません。しかし、長期投資は心地よく継続する、という点が一つポイントですが(下記書籍でも指摘されています)、その場合、心理的に耐えがたくなる可能性があります。
3)米国株は二重課税
米国株の配当金は、米国で10%課税後、残り90%に対して二本で28.3%課税されます(楽天証券リンク)。ですので、手取りは配当金の71.7%しかなくなります。そうすると、当たり前ですが1400万円×3%利回り=42万円で想定していても、課税後は手取り30万円となり、利回りは2.2%になってしまいます。そのため、税後の配当利回り3%にするには、税前の利回り4%を目指さないといけなくなります(これは、わかっていても想定以上に重くのしかかってきます。。。)
上記3点は、振り返ると当たり前なのですが、実際やってみて今年と中くらいからやっぱそうだよね、と思いました。特に3)を考えると税前で利回り4%は欲しいですが、1)・2)のポイントで高配当個別株の集中投資がリスクある中では、簡単ではないというお話です。
ではどうするか。次回、今後のアクションの方針につき、書いていきたいと思います。
今回は以上です!
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