【評価額6兆円以上】グラクソスミスクライン(GSK)の大衆薬部門売却の評価額
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グラクソスミスクライン(GSK)は過去5年株価横這いでぱっとしないながら、配当利回り5%超で、配当収入目当てでは悪くない銘柄です。
株価低調の理由の一つに、グラクソスミスクラインの新薬開発力があるのですが、それを改善すべく、現在大衆薬を分社化する計画を進めています。これは、アクティビスト投資家からの圧力に対応するためです。分社化は、来年2022年半ばに行うべく準備を進めているようです(ブルームバーグ記事)
買収候補は大手PEファンドで、アドベント・インターナショナル、CVCキャピタル・パートナーズ、KKR、ブラックストーン、カーライル・グループ、ペルミラなどがあがっているようです。
大衆薬には、鎮痛剤の「パナドール」、ビタミン剤「セントラム」などのブランドがあります。日本ではそんなに有名ではないと思いますが、一定のブランド力があるようです。例えば、パナドールは80の国で販売されており、鎮痛剤市場でのシェアは豪州で38%@2019(参照元)、マレーシア90%@2016(参照元)、インド25%@2018(参照元)などなど。
そのため、評価額は400億ポンド(6兆2000億円)に上ることもあると関係者が述べています。ちなみに6兆円というのは、世界の製薬会社の研究開発投資規模からすると、1年分賄えるかというくらいです。
ですので、分社化すれば一過性のキャッシュインはありますが、当然ながら本質的な新薬開発体制の構築に向けた資源集中がポイントです。それによって、将来の収益向上を見込んだ株価上昇も実現できるかもしれません。
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