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【新興国投資】INDA・EPI・INDY │ インド株ETF比較 │ おすすめ

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新興国株投資は、投資信託ETFがいいか?中国含むか中国以外か?インドは将来成長見込みあるのか?実際どのような銘柄がいいのか?といったことを考えました。

昨今、米国株ブームに陰りが見える中、新たな投資対象を模索している方もいると思います。また、中国株の低迷で、新興国投資の対象を見直したいという方もいると思います。そういった方にも参考になるかと思います

個別株・ETF投資信託

まず、新興国の何に投資するかですが、大きくは個別株、ETF投資信託があります。この中で、個別株はリスクが高いので、MikeはETF投資信託がいいと考えています。

ETFのメリットは、指値ができることと、経費率が低いことです。ただし、商品のバラエティは投資信託より少なそうです。一方、投資信託だと多数の商品がありますが、どこかの地域に特化した銘柄は、信託報酬など経費率が2%を超えたりします。また、指値ができないのが痛手です。そこで、MikeはETFを検討します。

どの地域がいいか?

次にどの地域・国のETFかですが、大きな分岐点として、中国株を入れるか入れないか、があります。

もともとMikeは投信の「SBI新興国株式インデックス・ファンド(雪だるま(新興国株式))を定期積立していました。しかし、中国株低迷の影響をもろに受けていました。というのも、国別構成比率を見ると、中国が45%を占めるためです。

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日経新聞HPより

また、個別銘柄を見ても、アリババやテンセントなど、中国テックの構成比率が上位です。

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日経新聞HPより

これは、中国の経済規模や有望テック銘柄の規模が大きいためです。そのため同様に、多くの新興国インデックス商品は、中国株比率が高くなります。結果、中国株の不調が新興国株商品の損益に直撃します。

ちまたには、中国株が割安になっているので買いが入るとみる人もいます(下記はSBIのシニアマーケットアナリストの意見。日経新聞記事より)。

しかしMikeは、今後も中国株に対する逆境が続くと考えています。たとえ政府が経済重視に転換し、企業活動に対する規制を通じた不確実性を減らすとしても、米中対立はなくならないからです。米国の大統領は、民主党になっても対中政策のベースは変わりません。それは、自由主義・民主主義の価値に対する考え方が大きく異なるからです。そのため、今後も対中制裁とそこに対する反撃といった対立はなくならないとみています。具体的には、貿易制裁かもしれませんし、個別企業を取引禁止のエンティティリストに入れるといったアプローチもあります(輸入禁止だけでなく、投資禁止など)。

実際、Mikeは仕事でM&Aに従事していますが、その最前線でも日々感じています。中国には、有望そうなテック企業や、巨大な顧客基盤を持つ大企業があります。そこに対するM&A案件がありましたが、経営トップの判断から案件中止が決定されました。理由は、当該企業が今後エンティティリストに入る可能性がゼロとは言い切れないことと、自社のレピュテーションリスクです。こういったことは、Mikeの勤務先だけではなく、日常的に起こっていることだと推測されます。現に、M&A関連だけでも、中国リスクについての弁護士やM&Aアドバイザリーによるセミナーが昨今増えています。

こうした観点から、Mikeは上記記事のSBI証券の方の見立て(中国株は割安なのでOKとの考え)には賛成できません。

少しわきにそれしかも長くなりましたが、この理由から、中国以外の新興国を対象とした商品を検討しようと思っています。

そのうえで、投資対象として有望か、有望でないかを判断するには、そもそも企業・国が成長余地(織り込まれてない株価の上昇余地)があるかが重要だと考えます。その意味では、先進国では米国のように人口流入があり、優秀な知が集まり、テクノロジーによる産業の新陳代謝が長期で起こるような国は有望です。一方、新興国でも共通しますが、追加的な期待として次の二つのパターンがありそうです。

①今後中間層が拡大し、国内消費の盛り上がり、そこに対する企業の更なる投資、また海外への輸出といった好循環が期待できる国・地域

②特定商材の供給と同地域の経済成長が連動し、今後その商材の需要拡大が見込める国・地域

回りくどく言いましたが、端的には①は改革開放後の中国やインド。②は、石油・ガス資源のあるロシアやインドネシア、貴金属が偏在するアフリカなどです。

①を考えると、中国への海外からの投資が米中対立で難しくなる中、やはりインドが有望そうです(ベトナムは、人口動態はいいが、テクノロジーの視点で弱いため、候補としては落としています。サムスンの製造工場はありますが、あくまで製造拠点であり、中国・インドのようにテック企業が勃興するポテンシャルは、今は見えません)。

また、②は資源価格に左右されることから、長期積立の対象としてはインドに劣後する印象です。

念のためインドの生産年齢人口を見ると、その他の新興国を圧倒しています。

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三井住友DSアセットマネジメント記事より

GDP予測でも、他地域を上回ります。

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三井住友銀行「インド株式市場に注目する3つのポイント」より

国内消費についても、将来的な拡大が予測されています(三井住友銀行「インド株式市場に注目する3つのポイント」より)

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さらにテクノロジー視点ですが、IT産業の収益は海外向けが大半を占めます。そのため、海外のその他新興国のデジタルトランスフォーメーションの恩恵を受けられる可能性が高いです。また、医薬品生産量が世界3位です。ですので、今後も加速する先進国の高齢化は、インド医薬品企業の追い風となります。

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三井住友銀行「インド株式市場に注目する3つのポイント」より

以上のポテンシャルから、中国を除く新興国投資先として、インドのETFを考えたいと思います。

どのETFがいいか

インドETFには、以下のようなものがあります。結論としては大差ないのでどれでもいいと考えています(銘柄数は異なるので、分散を好む人はEPIがおすすめ)

INDA: iシェアーズ MSCI インディア・インデックス ETF 

EPI: ウィズダムツリー インド株収益ファンド

INDY: iシェアーズ・インド50 ETF 

経費率は、以下で、INDAが一番低いですが、あまり変わりません。

INDA:0.69%

EPI:0.84%

INDY:0.9%

過去5年のリターンはEPIが一番いいですが、大差ありません。

INDA:11.84%

EPI:12.35%

INDY:11.87%

というのも、組み入れ銘柄が似通っているからです。上位組み入れ銘柄は、それぞれ以下です。

INDA

f:id:Mike2020:20220127062121p:plain

Bloombergより

EPI

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Bloombergより

INDY

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Bloombergより

一方、組み入れ銘柄数は、EPIが472と一番多いので、分散という意味ではEPIが良いかもしれません。

INDA:101

EPI:472

INDY:54

 

以上まとめると、リスクを抑えた新興国投資で、かつ経費率を最小化するには、ETFが妥当です。また銘柄は、INDA・EPI・INDYなどありますが、上位組み入れ銘柄に大差ありませんので、過去のリターンも大きく変わりません。ただしいて言えば、分散を好む人にはEPIがおすすめといった形でしょうか(MikeはEPI購入を検討します)

今回は以上です!

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