Mikeの投資ブログ

子育てパパが1億円を貯め、経済的自由を達成するまでをつづります

10歳で大学出るまでのお小遣いをあげてみた結果。『いま君に伝えたいお金の話』【書評】

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村上ファンド事件*で世をにぎわせた村上氏の著書『いま君に伝えたいお金の話』をご紹介します。本書は、子どもを対象にしたお金の授業という位置づけです。

*2006年日本放送株でインサイダー取引をしていた疑いで逮捕

本書のメッセージは、端的に「稼いで貯めて、回して増やす」というお金との付き合い方です。投資家として今も活躍される村上氏は、社会を豊かにするためにはお金が流れていくことが重要として、「回る」ことの必要性も説明します。例えば、自分の幸せのためにお金を使ったり、増やすために投資するなどして、自分の手元からお金をいったん手放すことです。

村上氏自身は、物心つく頃から父親からお金についてオープンに教育されたようです。そして、10歳で大学を出るまでのお小遣いをまとめていっぺんにもらったようです。よく、小さな子どものお金のリテラシーを高めるために、お小遣いで学ばせるという話はあると思います。違いは、大学卒業までを一括、というところですね。村上氏は、その資金を基に、株式投資を開始しました。そうやって、投資を続け資産は大学卒業時には100倍くらいになっていたそうです。

また、お金を上手に使うためのコツも記されています。世の中のあらゆるものは、価格という形で、数字で表されています。そこに慣れ親しむことがまず大事といいます。それに対して、本当の価値や自分にとっての意味を見極めることが必要といいます。村上氏自身は算数が得意だったそうですが、小さなころから家族でやったボードゲームが役に立って、数字に対してなじみがあり、また価値を見極めることの重要性を理解できたと振り返っています。

本書ではこういった世の中におけるお金の位置づけやそれとの付き合い方に加え、村上氏が自身のミッションを見つける過程も描かれています。大まかには、父親の希望にこたえ通産省(現経産相)に入ります。その後、バブル崩壊で多くの会社が倒産したり、大金持ちが破産したり、家計を支える親が職を失ったりするのを目の当たりにします。そこで、日本を再び元気にしたい、各々が安心していろいろチャレンジできる世の中を取り戻したいと考え、投資家として働く道を選びました。

ちなみにあとがきでは、村上氏の投資スタイルが垣間見れます。投資ファンドの運営ではない、個人としての資産形成についての見解です。それは、「上がりはじめたら買え、下がり始めたら売れ」です(父の教えに基づいた行動のようです)。こうして順調に資産を増やし、かつバブル崩壊の痛手もさほど受けずに資産形成ができたといいます。要は順張りなんですね。

そのほか本書では、子どもに教える視点でのポイントも記載されていますので、ご関心ある方は手に取ってみてはいかがでしょうか

今回は以上です!

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