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【厚労省官僚・村木氏】子育ても仕事もあきらめないための両立方法【書評】

昨日、仕事と子育ての両立に関する記事を書きました(下記)。

mike2020.hatenablog.com

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それに関連し、今回はMikeが注意していることを一つ書きたいと思います。何かというと「子どもに負担をかけすぎないこと」です。以前Mikeは、村木厚子氏の『あきらめないで』を読んで、そう感じました。

村木氏は、厚労省の官僚だった方です。2010年に、大阪地検特捜部による証拠改ざん事件によって逮捕されたことでも有名な方です。本書で村木氏は、彼女のような普通の女性でも、仕事も結婚も子育てもあきらめずに取り組めるというメッセージを発信しています。例えば、52歳で厚労省の雇用均等・児童家庭局長まで上り詰めていますが、その際を振り返り、以下のように述べています。

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雇用均等・児童家庭局長になった時に感じたことは、「普通の私でもここまで歩いてこられたんだ」ということでした。もしかしたら、特別な能力や条件がなくても普通に仕事ができて、何かのお役に立てるということを見てもらうには、自分はいいケースなのかもしれない。平々凡々な私でも、「ほら、仕事も子育てもなんとかやってこれたでしょう?大丈夫だよ」と職場の後輩に言ってあげられるかもしれない。「村木さんになりたい」ではなく、「村木さんでもできた」というロールモデルになることができれば、仕事も結婚も子育ても深刻に考えることなく、もっと普通にできることだと思ってもらえるかもしれない

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本書では、仕事も家庭もあきらめないための具体的な彼女の取り組みとして、以下のような記述もあります。

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長女を初めて保育ママさんに預けたのが、生まれて42日目。(中略)当時は調査などがメインの部署でそれほど激務ではなく(中略)、「22時までOK」と言っていただいていた保育ママさんのお宅にゆとりをもって迎えに行くことができましたが、その後の忙しい職場では、深夜1時を回ることもありました。

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長女が生まれた29歳から30代の前半は、子育てと仕事の両立が一番大変でした(中略)

子どもが小さい間は、毎朝タクシーで通勤していました。夜も保育ママさんのお宅にタクシーで乗り付け、子どもをそのまま乗せて帰ってくるという状況でした。(中略)。子ども二人の保育料とタクシー代で年間200万円台。多い年だと、300万円以上かかったこともあります。ちょうど、私のお給料がそっくり消えるぐらいの額です。(中略)小学校に上がれば、夕方以降の保育料だけでいい。(中略)数年間辛抱すればいいのであれば、「時間はお金で買おう」が夫婦の合言葉でした。

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この辺りは、世代や考え方によっては、「子どもがかわいそう」「非常識」といった意見もあると思います。Mikeも正直子どもを1時まで預けることは絶対に避けます。ただ、二つ目の「時間をお金で買う」やり方は、同意します。

村木氏は、このような働き方と子育てのオペレーションをされていたので、子どもにも影響が出てしまいます。

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長女は、5歳で良性の小児てんかんを発症して医者にかかっていましたが、ぜんそくが出たりおねしょがあったりもしました。そこで、医師がカウンセリングを受けることをすすめてくれました。カウンセラーが長女に家と人と木の絵を描かせると、人の絵は生き生きと描けているのに、家の絵はとてもおざなり。「家のイメージが少し貧弱ですね」(中略)。医師からは病気に対するストレスも影響しているといわれましたが、それ以上に、当時親子で過ごす時間が圧倒的に少なかったことは私がよくわかっていました。長女はお母さん子だったにもかかわらず、ほぼ、保育ママさんやシッターさんに育てられていた状態でしたから

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前回記事で、家事の外注や早朝深夜・週末稼働などによる勤務時間の確保、子ども対応の外注に関し検討しました(「子ども対応の外注」は言葉がよろしくないのですが、サポートを受けるという意味です)。その時も常に考えていたのが、村木氏の上記の経験でした。自分の娘たちには、そんな思いをさせたくないと思っています。だから、仕事の時間はねん出しながらも、子どもとの時間は大切に過ごしています。

実は、Mikeも後悔していることがあります。長女が1-2歳くらいだったでしょうか。Mikeが寝かしつけようと21:30頃布団に入り、子守歌をうたいます。でも、リビングをはさんだ向かいの部屋で妻が仕事をし、光が漏れてくるので、どうしても起きてしまいます。そして、結局起きて、妻の隣に並んで、自分の机を出して遊びだすのです。そして22:00を過ぎてもあくびをしながらママの隣に並んでいる姿を見ていて、とてもつらくなりました。翌朝は当然睡眠不足で期限が悪くなり、(短気で衝突しやすい)ママと喧嘩になって悲しい思いをしてしまいます。

もちろん妻にも仕事があり、仕方ない面もあるので、それを批判したいというのではありません。ただ、二人並んだ後ろ姿と次の日に喧嘩して泣いている姿が強く記憶に残っており、親の仕事のやり方で何とかなるのであれば、できる限りそういった思いを今後はさせたくないと強く思っているのです。それもあり、子どもに負担をかけすぎず、うまい塩梅で仕事と育児を回し、今しかない子どもとの時間を大切にしていきたいと思っています。

村木氏の本は、女性のキャリアに関する考え方だけでなく、仕事と育児の両立に関する学びの多い内容となっています。子育てパパにもぜひ読んでほしいと思います

今回は以上です!

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