【Sell in May】セルインメイのアノマリーによると、9月に戻ってこいというけど、実際どうなの?
5月のアノマリー(Sell in May)に関する記事を以前書きました(下記)。
セルインメイのアノマリーは、「6月以降相場が下がるので5月には売却して離れたほうがいいが、9月は市場底打ちするので戻ってきた方がいい」という格言です。しかし実際過去20年を見ると、半分以上の年は「6月から下げ、9月頃から上昇」とはなっていません。特に過去10年で見ると、リーマンショックがあったこともあり、当てはまったのは3年にとどまりました。
確かに6月と9月で見るとそうなのですが、では9月~年末で見るとどうなのでしょうか。今年はテーパリングが年内かといった議論があるので、例外的かもしれませんが、念のため過去20年間の動向を確認しました。
結果、1981年~2020年までの40年間のうち32年間、つまり8割の年で上昇しました(終値ベース)。9月も終値ベースなので、いつ買い付けるかで変わりますが、概ね年末まで上がるのが基本ということです。
その意味では、セルインメイでいう「9月に戻ってこい」の部分は正しいと思います。もし手を休めてる人がいたら、そろそろ資金準備し、戻ってきた方がいいでしょう!
今回は以上です!
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