【好決算で株価2%以上アゲ】ペプシコ│通期見通しも良好で買い増し方針【PEP:21Q2】
先日、米飲料大手Pepsico(PEP)の2021年4-6月期が発表されました。
EPS*は、予想1.53ドルを上回り、1.72ドル
*Earnings per Share(株価収益率)
売上高は、予想179.8億ドルに対し、192.2億ドル(前年同期比+21%)でした。
通期の売上高オーガニック成長*は6%増と見込まれ、EPSは11%増となる見込みです。
*買収等に頼らない自社資源による成長
決算発表後、好業績を受けて株価は2%以上、上げました。
以降、補足情報です。
売上高、営業利益率は前年同期比からそれぞれ21%、35%増となっています。北米、中南米、欧州、アフリカそれぞれの地域で、コロナ後の経済再開が寄与しています。
下図の単位は百万ドル
例えば、利益の45%を占める「FLNA*:北米のブランド食品やスナック菓子」は6%の売上のオーガニック成長となっています。
*ドリトスなどの有名なお菓子ブランドを有する事業部門(ペプシコの事業全体像は、下記銘柄分析記事ご参照)
営業CFマージンも、前年同期比14%から16%と上昇しています。コロナ後の経済再開で追い風を受けています(単位:百万ドル)
現在、米国ではインフレ懸念がある中で、同社も資材調達や人件費の高騰に直面しています。Labor Day(9/6)以降で値上げを実施する見通しを上げています。このことから、コスト上昇を価格転嫁し、利益水準の維持を図るものとみられます。
この辺りは、P&Gなどの日用品メーカーでも同様の時期に値上げを公表していました(過去記事ご参照)
ですので、取り立てて同社のみが値上げによる批判や買い控えの影響を受けることはなさそうです。
また、2026年まで5年間のコスト削減プログラムを実施するようです。それにより、少なくとも10億ドルのコスト削減が見込めると発表しています。インフレが一時的かなど議論がありますが、中期的に筋肉質な収益構造にしていくということですので、投資家にとってはポジティブだと考えます。
まとめると、コロナ後の経済再開で業績は非常に好調です。現在コスト増に直面する中、今年秋からの値上げを実施します。また、今後5年を見据えたコスト削減プログラムの実施も行うことで、利益水準を維持していくことが見込まれます。
決算後の株価上昇を受け、Mikeのペプシコ損益率は6.93%です。現在5株しか持っていませんが、好調な決算とポジティブな通期見通しを受け、今後買い増しをしていこうと思っています。
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