【AWR: 21/1-3】アメリカン・ステイツ・ウォーター、好決算。66年連続増配!
5/3、アメリカの公益企業、American States Water(アメリカン・ステイツ・ウォーター)の2021年1-3月期決算が発表されました。アメリカン・ステイツ・ウォーターは、カリフォルニア州を中心に複数の州で水道・電力事業等を営む企業です。
EPS*は、予想0.45を上回り、結果0.52でした。
*Earnings per Share:一株当たり純利益
売上高は、予想114億ドル、結果117億6百万ドルでした(前年同期比7.3%)。
また、66年連続増配を発表しました!
では詳細を見ていきましょう。
決算概要
EPSは、予想0.45を上回り、結果0.52でした。
売上高は、コロナ影響で落ち込んだ前年同期に比べ+7.3%の117億6百万ドルと回復しています。営業利益率は26%、営業利益30百万ドルで、前年同期比+15.4%となっています。
売上高構成比をみると、水道事業が64%と、契約サービス*26%で90%を占めます。
全社売上高の増加要因は、売上の大半を占める水道事業が前年同期比+5%、契約サービスが同14.3%となったためです。
*米政府と契約する米軍基地向け水道工事・運営事業
その背景には、以下があります
・水道事業:カリフォルニア州公共事業委員会(CPUS)が水道事業の値上げを承認(21年1月から)
・契約サービス:水道工事の収入増(2020年1-3月期分の期ズレ)
契約サービスの売上増加は期ズレによるもので一時的ですが、主力の水道事業で値上げ承認がなされたことは、今後の継続的な収入増が見込めるため、ポジティブです。
今後の展望
今後について、会社側からの言及はあまりないですが、安定的な業績が見込まれると考えます。その理由は、生活に必須な水道インフラ事業を、カリフォルニア州などの主要な都市で独占的に扱っているからです。
過去2006年からの水道事業の業績推移をみると、売上高は年率3%で成長しています。営業利益率は20~30%で安定的に増加しています。
契約サービス事業は、上下はあるものの、おおむね売上高は右肩上がり(立ち上がり時期含めれば年率16%)、近年は営業利益率もおおむね15~20%で推移しています。
また配当は、66年目となる連続増配を発表しました。会社の方針として、長期的には配当を年率7%で増加させていくとしています
そのため、今後の安定的な収益を見込んでいることがうかがえます。
(5/18時点では配当性向は1.74%、年間配当は一株当たり1.34ドル)
ですので私は、今後も継続買付・保有をしていきたいと思います。
(ちなみに私のアメリカン・ステーツ・ウォーター運用状況は、+67.79ドルの2.64%)
今回は以上です!
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