【VZ:21/1-3決算】Verizon、一株利益は予想上回る。通期見通しは据え置き
4/21、通信大手Verizonの2021年1-3月期決算が発表されました。
EPSは、予想1.29ドルを上回り、1.31ドルでした。
売上高は、予想324億5910万ドル、328億6700万ドルでした(前年同期比+3%)。
EPS通期見通しは、5.00~5.15と据え置きました。
決算発表後、株価は反落しました。8営業ぶりの反落で、0.42%安の58.14ドルでした。
では詳細を見ていきましょう。
決算概要
EPSは、予想1.29ドルを上回り、1.31ドルでした。過去四期も安定的に予想を上回ってきています。
売上高は、328億6,700万ドルでした(前年同期比+3%)。
営業利益7,401百万ドル(同+18%)、営業利益率は24%(前年同期比+3ポイント)でした。営業利益率は、20%以上で安定しています。
次に部門別売上高ですが、ベライゾンの事業部門は以下となっています。
・コンシューマー:一般消費者向け通信事業
・ビジネス: 通信サービス、ビデオ・データサービス、企業ネットワークやセキュリティネットワークサービスなど
部門別の営業利益に対する寄与度をみると、売上構成比・営業利益率ともに高いコンシューマー部門が重要となっています。
まず売上構成比でみると、コンシューマーが約7割、ビジネスが2割程度(2020年)です。
部門ごとの営業利益率は、コンシューマー33%、ビジネス12%で、コンシューマーが高くなっています。
このコンシューマー部門で売上高が前年同期比+4.7%、営業利益+3.3%となったことが、今期の増収増益に貢献しました。
背景には、同部門で売上73%を占める通話収入(下図の"サービス")が前年同期比+1.4%、18%を占めるワイヤレス端末販売が+24.1%となっているためです。
今後の見通し
2021年通期見通しは、売上高成長率が2%+、EPSは5.00~5.15と従来予想を据え置きました。
また設備投資も175億~185億ドルで据え置きました。
競争が激しい中で、いい滑り出しだとCEOはコメントしました。
しかし、据え置きとなった売上高の通期見通しが市場予想を下回ったため、決算後の2日株価は8営業日ぶりに反落しました。0.42%安の58.14ドルで終えました。
ただ、PERは13.5倍であり、依然として割安感があります。
また配当利回りは4%超と高いです。
以上から、私は今後もベライゾン株を買い増し・保有していく方針です。
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